皆さんこんにちは、英語勉強中のロラです!
早速ですが、“thanks for” と “thanks to” の違いって何か分かりますか?
「”thanks” って、なんとなく感謝を伝えるときに使えるよな…?」
「え、でも “for” と “to” がつく場合あるじゃん、、どう使い分けるんだ?」
勉強中にこんなことを感じてしまったので、ここではこれらの違いについてまとめていきます!
他にも、感謝を伝えるためのフレーズなども紹介します!
“Thanks” の語源と意味

現在の “thanks” は「感謝の気持ち」を表す言葉として使われています。
でも元々は、”Thanks” は古英語の “thanc”(思考、感謝の気持ち)に由来し、元々は「考える」「思いやる」という意味があったらしい。
現在の “Thanks” のイメージは、
- 口語的でカジュアル
- 感謝の気持ちを軽く伝えるときに使う
- 文章や会話で頻繁に登場
こんな感じで、気軽に使えるフレーズじゃないでしょうか?
“Thanks for” と “Thanks to” の違い

“Thanks for” の使い方と意味
“Thanks for” は 行為や物に対する感謝 を表すときに使います。
「~してくれてありがとう」「~をありがとう」 というニュアンスがあります。
🔹 使い方のポイント
- thanks for + 名詞(例: Thanks for your help.)
- thanks for + 動詞のing形(例: Thanks for helping me.)
このように、“Thanks for” の後ろには、名詞や動名詞を続けることが出来ます。
🔹 例文
- Thanks for your support.
(サポートしてくれてありがとう。) - Thanks for coming today.
(今日は来てくれてありがとう。) - Thanks for the gift.
(プレゼントありがとう。)
このように、感謝を伝える時に使えます。
“Thanks to” の使い方と意味
“Thanks to” は感謝の 原因や理由を示す ときに使います。
「~のおかげで」 という感じで使うことが出来ます。
🔹 使い方のポイント
- thanks to + 名詞(例: Thanks to technology, we can communicate easily.)
このように、“Thanks to” の後ろには、名詞を続けることが出来ます。
🔹 例文
- Thanks to you, I finished my project.
(あなたのおかげでプロジェクトを終えられた。) - Thanks to the rain, the air feels fresh.
(雨のおかげで空気が新鮮だ。) - Thanks to my teacher, I improved my English.
(先生のおかげで英語が上達した。)
“Thanks to” は、単純に感謝の方角を表しているととらえても良いかもしれません。
💡 “Thanks for” は感謝の表現、”Thanks to” は「おかげで」の意味に近い!
嫌味に聞こえる?!「Thanks」表現

実は、感謝を伝えているつもりが、嫌味や皮肉に聞こえてしまう表現もあることを知っていますか?
日本でも、
「あ、どうもありがとう…(あー、別にそんなこと頼んでないのに)」
「うわー、そんなこともやってくれてありがとうな!!(マジで要らんことしやがって)」
こんな感じで、本当は感謝していないのに嫌味や皮肉で「ありがとう」という
言葉をいうシーンってありますよね( ̄▽ ̄;)💦
((絶対使われたくない、、、(笑)
実は、英語でもこのような表現があるみたい。。。
知らずに使ってしまわないよう、また、使われても気づけるように(?)知っておきましょう!
皮肉っぽく聞こえる例:
- Thanks a lot.(直訳: たくさんありがとう)
- 皮肉の意味: 「ほんと迷惑だったわ」「ありがた迷惑だったよ」
- カジュアルな感謝としても使えるが、皮肉っぽく言うと嫌味に聞こえる
使うときは言い方に気を付けて使う必要あり…!
- Thanks for nothing.(直訳: 何の役にも立たなかったけどありがとう)
- 明確に嫌味な表現
「全然助からなかったよ」というニュアンスを持つので、使っても良いことはなさそうですね。。
- Gee, thanks.(直訳: へぇ、ありがとう)
- 嫌味な使い方
この表現は、期待外れのことをされたときに言うことが多いらしい。
例えば、
Someone spills coffee on your shirt.
(誰かがコーヒーを持ってきてくれたけどシャツにこぼしてしまった)
→ “Oh, Gee, thanks.”(うわぁ、ありがとう。)
- Thanks, I guess.(ありがとう…かな)
- 半信半疑や納得していないときに使う
実際は感謝の気持ちはないけれど、「ありがとう」というべきだよな…?という感じ。
いかがでしょうか?
とくに、”Thanks a lot.” はさらっと口から出てしまいそうですし、一見嫌味な感じがしませんよね。
使う場面は見極める必要がありそうですね。
💡 丁寧に感謝を伝えたいときは、”Thank you” や “I appreciate it” を使うのがベター!
他の感謝を伝える表現とニュアンス

他にも、感謝を伝えるフレーズは沢山あります!!
フレーズによって、感謝の度合いやフォーマルまたはカジュアルな表現もあるので、
状況に応じて使い分けましょう💪✨
以下の表にまとめてみました!
フレーズ | ニュアンス | 使える場面 |
---|---|---|
Thank you. | 基本的な感謝 | どんな場面でも使える |
Thanks! | カジュアルな感謝 | 友達や同僚との会話 |
I appreciate it. | 丁寧でフォーマル | ビジネスシーンや目上の人に対して |
Many thanks. | フォーマルかつ丁寧 | メールや手紙で使われることが多い |
I’m grateful. | 深い感謝の気持ち | フォーマルで、恩義を感じるとき |
I sincerely appreciate it. | 心から感謝している | ビジネスや特別な場面 |
Thank you so much. | 強調した感謝 | ちょっとフォーマルな場面や強く感謝を伝えたいとき |
Much obliged. | 伝統的でフォーマル | 英国英語で使われることが多い |
Cheers! | カジュアルな感謝 | イギリス英語で親しい人との会話に使う |
アメリカでは、同じ言葉を使いすぎると馬鹿っぽく思われてしまうこともあるみたいなので、
これらの表現も徐々に使いこなせるようになっていきましょう!
まとめ
今回は、”thanks for” と “thanks to” の違いや使い分け方について解説しました。
まずは会話の中で2つの表現をうまく使い分けられるように意識してみましょう!
また、皮肉に聞こえるフレーズに注意しつつ、フォーマル・カジュアルな感謝表現を使い分けていきましょう!
See you later, alligator!🐊✨